空室

一見キレイに見える新居も、新築ではない限り、必ず誰かが住んでいた事になります。
せっかく新しい引越し先が決まっても、どんな方が前に住んでいたかちょっと気になってしまいますよね。
誰も住んでいない状態の空室は想像以上に汚れている事もあるので荷物や家具がないタイミングでしっかりと確認しておきましょう。
今回は長年汚れと向き合い、他店がハウスクリーニングに入った空室の手直し依頼もオーナー様から直接承っている当店が入居前にチェックすべき箇所を少しだけご紹介します。

お掃除はどこまでやっている?

内見時、入居前にはハウスクリーニングがされているので基本的にはキレイになっていると思います。
しかしよく見るとお手入れが行き届いていない所も。
それは管理会社、大家さん、お掃除屋さん、契約内容などによってお掃除の内容、クリーニングの範囲が変わってくるからです。
入居してから後悔しないよう是非、契約前・入居前に確認してみてください。

エアコン内部は要注意

エアコン
退去後の清掃で除かれることが多いのがエアコンクリーニング。(当店調べ)
外装パネル、フィルターなど簡易クリーニングされていても肝心なのはエアコン内部。

エアコンを使うシーズンになって運転したらニオイが酷く、よく見ると内部はカビだらけだった。という事もよくあります。
まずフィルターを外して熱交換器(アルミフィン)を見てみましょう。ホコリが付着していたり色がムラになっていたら汚れている証拠です。
フィルター自動お掃除機能付きのエアコンだとしても内部はどうしても汚れてしまいます。

それともう一つ、吹き出し口内部を覗いてみて黒い点々が見えたら黄色信号です。黒い点々の正体はカビです。内部のクリーニングは専門的な知識が必要なためプロにクリーニング依頼をする事をオススメいたします。

浴室はカビの温床

浴室
浴室で特に確認しておきたいのは浴槽エプロン内部。こもったニオイがしたらエプロン内部が汚れている可能性大です。

追い炊き配管内も気にされた方が良いかもしれません。
表面的にキレイでも配管内部まではキレイになっていない場合も考えられます。
ぜひご使用前に市販の追い炊き配管洗浄剤でのクリーニングをお勧めいたします。
浴室 追い炊き
浴室 追い焚き

壁面・建具・扉・取手・手が触れるところ

意外と疎かになりがちなのが壁面・建具・扉・取手など、手が触れるところです。
壁面クロスに限ってはクリーニング対象外(オプション)になっていることがほとんど。(当店調べ)
クリーニングされているかどうかはキレイな雑巾(できれば真っ白なもの)を水で濡らして固く絞り拭いてみると分かると思います。
小さなお子様が触っても安心出来るよう、一度拭き掃除をしてみてください。

床・フローリング

最後は床です。空室ハウスクリーニングでは必ずと言っていいくらいクリーニングワックスをします。
でもよく見るとゴミや髪の毛など残ったままワックスを塗り込んでいることも。
そしてクリーニングが終わってすぐ入居なら良いのですが何週間~数か月と経っていると内見などの時のホコリや空気の入れ替え時の砂ぼこりなどが入り込んでいる可能性もあります。
家具等置く前に簡単に拭き掃除をお勧めいたします。

入居前は不具合のチェックも兼ねてお掃除を

換気扇やキッチン・浴室・洗面所・トイレなどの水まわりや、エアコン・お部屋・玄関など家中の全体的な簡易清掃も行うことで入居前の異常の有無を確認でき、入居後のトラブルも防げます。
もし異常があれば、大家さんや管理会社に連絡しておきましょう。

困ったときはプロに相談

自分ではどうにもならない、どうすればいいのか分からない、といった汚れはプロに依頼してキレイにしてもらうのも一つの手です。
ダスキンサービスマスターでは、ご希望や目的に合わせて最適なプランをご提案いたします。
引っ越し前は何かと手続きや準備で時間を費やしてしまいます。限られた時間を有効活用するためにも選択肢の一つとしてお考えください。